NORIANDHIRO トレイル紀行

アメリカ南西部 バックカントリーの旅

ジョシュア・ツリー 1/2
Wilderness Trip of the Sierra Nevada and Surrounding Areas Next
ョシュア・ツリー Joshua Tree National Park
 California Riding and Hiking Trail


ロスアンゼルスから東に200qカリフォルニア・ライディング&ハイキング・トレイルは
オンとオフのトレイル歩きができる広大な乾燥地帯のトレイルだ。

厳しい環境で生きる数百種もの動植物のようにこの地に適応したプランがあれば
地平線の彼方へと続く冒険の旅を楽しむことができる。

ジョシュア・ツリー・ナショナル・パーク

ジョシュア・ツリー・ナショナルパークは,カリフォルニア州南東部,コロラド・デザトとモハベ・デザトからなる面積 3,170ku 神奈川県より一回り広い乾燥地帯の国立公園である。真夏の気温が38℃になるこの地域には,その名となったジョシュア・ツリーやサボテンなど813種の植物,40種のは虫類,41種の哺乳動物,240種の鳥が厳しい環境に適応して生息している。
数千年前から,この地は先住民たちの季節的な狩猟や植物採集の場であった。本格的な開発の手が伸びたのは,1800年代のゴールドラッシュ。夏の暑さ,限られた水資源,少ない木,長距離を運搬する高い輸送コストは,鉱山業者にとって厳しいものであった。それにもかかわらず,300もの鉱山が掘られた。ほとんどは小規模で成功しなかったが,中には数百キロもの金や銀(現在の価格で数億円)を産出したロースト・ホース鉱山もある。
そのころのここは,今より緑が豊かで背の高い草が生い茂っていたという。放牧地として目を付けたカウボーイたちは,牛の群れを連れ,草と水を求めてあちこちを移動した。牧場もできた。キイ牧場の建物は今でも残り,レンジャーのガイドによるツアーが組まれている。
鉱山や放牧地としての乱開発の次は,1920年代の植物採集であった。サボテン密猟者が横行し,多くのサボテンと貴重な砂漠の植物がロサンゼルス近郊のガーデニングのために持ち去られた。
サボテンやジョシュア・ツリーが,広範囲に破壊されるのを見かねた砂漠愛好家のミネルバ・ホイと有識者たち。彼女たちは,連邦政府による保護が必要だと大統領に働きかけた。ミネルバ達の献身的な努力の成果,1936年にルーズベルト大統領はここを国立記念物に指定した。更に1994年,ジョシュア・ツリーはナショナルパークに昇格した。

リフォルニア・ライディング&ハイキング・トレイル

ノース・エントランス・ステーションからブラック・ロック・キャニオンまでの37.3マイル,約60kmの
トレイルで,ジョシュア・ツリー・ナショナルパークで最も長い。
ライディングは乗馬=Horseback Ridingで,乗馬とハイキングのための道である。夏の厳しい暑さを避け,10月から3月がバックパッキングのシーズンだ。




トレイルの途中に川も水道もない。
全行程を歩くのに3日かかるとすれば,冬でも十数リットル必要で,大変な重さだ。
そのため、たいていのハイカーは,車道と交差するところに補給地点を決め,水や食料を置いておく。





交通

ジョシュア・ツリーにはシャトル・バスのサービスがない。そのため,トレイルの終点に車を置き,タクシーで出発点に戻る。この近くに大きな基地があるので,町の規模の割にはタクシーの営業所がいくつかある。レンターカーも利用でき,料金はチップを含めるとタクシーの方がやや高いが,手間が省けて便利だ。   ↓ノース・エントランス


入山届

トレイルの始点にある案内板の注意書きを読み,黄色いカードに必要事項を記入して箱に入れる。ヨセミテなどと違って,レンジャー・ステーションで許可証を取る必要もないし,1日あたりの入山枠もない。 地図は下記のHPでご覧ください。




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